発想しよう! 未来とエネルギーのこと HATSUDEN Project

釧路こどもエネルギーサミット

[ こどもエネルギーサミット ]
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2015年10月1日、北海道釧路鶴野支援学校で『こどもエネルギーサミット』を開催しました。
今回は〝みんなで作ろうHATSUDEN SCHOOL〟と称し、生徒たちと準備段階から一緒に行いました。

秋晴れとなったこの日、学校2階の多目的教室が開催場所。
窓からはSGETメガソーラー発電所が一望できる絶好のロケーションです。

朝一番で集合した高等部の生徒たちと挨拶を交わした後、早速準備に取りかかりました。
紙をカットしたり、看板を描いたり、装置を組み立てたり。
学校にあるレーザーカッターや大型プロッターも大活躍。
様々な作業を分担して進めていきました。

準備が完了したら、いよいよエネルギーサミット、スタート!
はじめに再生可能エネルギーの基礎知識から学びます。
太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、など、代表的な自然エネルギーについてワッツ先生がわかりやすく解説してくれます。生徒たちも真剣な表情で聞き入っていました。

基礎学習の後は「HATSUDEN SCHOOL」をグループで回ります。
社会、理科、国語、体育、美術、音楽、の各コーナーで、未来エネルギーについてのクイズに答えたり、発電体験をしたりして、理解と興味を深めていきました。

<社 会>

世界の人々が考えた、発電に関するグッドアイデアをクイズ形式で答えます。
意外な発電方法に生徒たちもビックリ。

<体 育 Ⅰ>

自転車発電で白熱灯をともし、その光でソーラーカーを走らせます。
2台のレースは盛り上がり、文字通り白熱!

<国語・英語>

未来エネルギーのキーワードが書かれたカードを、カルタ形式でとっていきます。
設問は言葉だけではなく、ときにはジェスチャーでも出題。
生徒たちから、笑いのエネルギーが巻き起こっていました。

<理 科>

VTRで、再生可能エネルギーのことに対して様々な取り組みをしている大人たちからクイズが出されます。
現場で活躍される人たちの貴重な声が聞けました。

<体 育 Ⅱ>

薄暗い視聴覚室には、様々な発電装置が。
思いっきり体を動かして、電気を作る楽しさ大変さを体験しました。

<美 術>

手回し発電のポータブルライトをゆっくり動かして光でドローイング。
6秒程度のシャッター速度でカメラが写し出す映像に歓声がおこりました。

<音 楽>

発電する床を用いた太鼓や、たたくとLEDがつくタンバリン、手回し発電で鳴るラジカセ、でセッション!

<社会見学>

エネルギーサミット恒例の発電所見学。
釧路のSGETメガソーラーは奥行きがとてもあるため、中等部以下の児童たちは車で、高等部の生徒たちは徒歩で見学しました。

地元の新聞記者の方々も取材に駆けつけてくださり、
翌日の新聞にイベントのことを取り上げてくださいました。

いつも校舎の窓からながめていた発電所。
この日は逆に発電所から校舎をながめます。
と、屋上に人影が。

すべてのタイムスケジュールを終えて、最後の挨拶。
スパークスグループの副社長が、生徒と先生方に感謝の言葉を述べました。

「エネルギーサミット大成功!」の掛け声で、記念の集合写真。

そして、イベント終了後はかたずけも生徒たちと一緒に。
てきぱきと動き回り、あっという間にかたずけが終わりました。

みんなの力で開催したエネルギーサミット。
これまでとは、またひと味違った印象に残るものとなりました。
ご協力いただいた鶴野支援学校の皆様、SGETチームの皆様、スパークス社員の皆様、お疲れさまでした!

photo:瀬尾泰章

コンテンツ協力:『グリーンパワーブック』(Think the Earth編・著)
設備協力:株式会社 音力発電
パネル制作•提供:壁画さ組